自分都合な新規事業はやらない。

以前、新規事業の相談を藤田社長に相談した際に、「会社を大きくしたいという気持ちは分かるけど、自分都合な新規事業は駄目だよ」というアドバイスを頂きました。

 

新規事業をやる目的は、会社を成長させる事です。私の場合は、成長させたいという思いが契機になり新規事業を考え始めたケースです。この場合は、自分勝手な新規事業になる可能性が高くなります。

本来新規事業などを行う際の理想的な姿としては、スマートフォンなど社会の大きな流れの中で生まれた大波に、新規事業を生み出し、自分たちの実力以上に成長をする形です。この場合、時代の流れが味方をする上に、乗る波さえ間違えなければ、具体的な事業はやりながら上手く修正していけば仕上がるのだと思います。

一方で、大きな流れを意識せずに自分都合で勝負をしてしまうと言う事は、自滅を引き起こす可能性が高くなってしまいます。波が無い海でずっとサーフィンをしている様に、会社がどれだけ強みがあったとしても大きな成長が見込めないのだと理解をしました。最悪の場合、自ら無理矢理な勝負をしてしまって、大きな損失を与えるリスクもあります。

 

このように文章に書くと至極当たり前な事が、自分で経営をする立場になると時に忘れてしまう事を恥じながら、何故このような事が起こるのだろうとも考えたくなります。ここは最近サイバーエージェントグループでもブームになっている麻雀をやってみてヒントを得た気がします。

まだ麻雀素人なので、的外れかもしれませんが、麻雀をしてみると、基本的には①出来る限り振り込む回数を少なくする。②大きな流れが来ている時に攻める、③攻めると守るのスタンスを中途半端にしないのが重要だと感じました。ただ、自分が予期せず振り込んでしまい、点数を巻き返したい焦りが出てしまったり、流れが来ていないのに来ていると勘違いして必要以上に攻めてしまい結果振り込んでしまうなど、感情的な判断や冷静さの欠けた意思決定が負けを作ってしまうのだと実感をしました。

 

経営で新規事業を行う際に、自分勝手になってしまうのも近い心境があると思います。会社を大きくしたいが自分が当初計画していた時より進捗が遅い事から出る焦り、会社自体に良い流れが来ていると感じて必要以上に強気になってしまう事。こういった事が自分勝手な新規事業を引き起こしてしまうのだろうと考えています。

 

僕らが会社を大きくしたいという気持ちには一切の曇りはありません。ただ経営者として、失敗の可能性が高くなる自分勝手な新規事業をしないよう細心の注意を払っていきたいと思います。

 

 

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